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色々とはっきりしないねぇ

Yesのサード・アルバムが5.1ch化されたので紹介しようと思ってたんですが、Amazonから初回入荷分がこっちに回って来なかったので、予定を変更してCreamのハイレゾについて思うことを。
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★『Cream – Fresh Cream(SHM-SACD)
CreamのSHM-SACDは、先に『Wheels Of Fire』が発売されています。これがなんか眠い音で、個人的にはちょっと不満だったので、今回の続編には、その辺りが改善された新版を期待していました。1st『Fresh Cream』と2nd『Disraeli Gears(カタログ落ち?)』は、Mono&Stereo同時収録で、ボーナストラック付きの大変充実した仕様で発売されました。

メーカー・アナウンス(商品の帯にも同様の記載)
1st:英国オリジナル・アナログ・マスターからのDSDフラット・トランスファー
2nd;米国オリジナル・アナログ・マスターからのDSDフラット・トランスファー
※DSDとはSACDの記録方式で、通常CD等で使われているPCMとは記録方式が異なります。

ブックレットのクレジット
1st&2ndどちらも、Seth Fosterが、2013年にStering SoundでDSDフラット・トランスファーしたと書いてあります。
※何故か1stのモノラル版冒頭4曲のみ、Richard Whittakerが、FX CopyroomでDSDフラット・トランスファー。
オリジナルや、英国・米国等の文字が何処にも見当たらないのは、いつものユニバーサル・クォリティなんでしょう。

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Edited in DSDうんぬんの文字も気になります。DSDファイルは基本的にいじれないので、今回同時発売される、Platinum-SHMおよびSHM-CDの為に、PCMマスター作成の作業ということでしょかね。

さて内容ですが、かなりの仕上がりだと思います。1stの売りであるMono音源は、少しいびつなStereo Mixよりも、流石に聴き易く迫力も十分でした。今回個人的に驚きだったのが、変なミックスだと感じていたステレオ音源が、意外にもそんなに悪くなかったことでしょうか。モノラルの一体感を聴いた後に味わう左右泣き別れのステレオ・ミックスは、なにやらデモ音源のようでもあり、癖になりそう。

何か、『Wheels Of Fire(クリームの素晴らしき世界)』からどんどん離れていってしまいました。その『Wheels~』ですが、今回はPlatinum-SHMSHM-CD(カタログ落ち?)のみの発売です。これらは、同じくSeth Fosterが、Stering SoundでDSDフラット・トランスファーを施しているマスターから作られていることが分かりました。既存のSHM-SACD用マスターが存在するのであれば、そちらを使ってPlatinum-SHMやSHM-CDを発売するのが基本スタンスのようですが、『Wheels~』ではそれをせず、わざわざ新たにDSDマスターを作成し直したということになりますね。ここまでしたからには、是非新DSDマスターを使ったSACDを出して欲しいところです。

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ここまでは、CreamのSACDについて書いてきました。じゃあPCM版ハイレゾはどうなんだってことですが、勿論発売されています。HDtracksからは、1st~3rdまでがステレオ音源で出ています。3作全てに以下のクレジットがありますね。

Transfers and Mastering by Seth Foster at Sterling Sound, NYC

All digital files were mastered directly from the original analogue tapes using a custom-made analog transferring console and native hi resolution digital converters.
Tape research and remastering supervision by Bill Levenson

オリジナルの文字がしっかりと確認出来ます。SACDと同じく、Seth Fosterがリマスタリングを担当。『Wheels~』はこれが決定版でしょうね、素晴らしい出来です。1st&2ndのMono音源も出して欲しいところです。

HIRESAUDIOからも沢山出ています。クレジット関連が不明なのが気になります。

PROSTUDIOMASTERでは、[Universal International Music B.V. Studio Masters]の記述があります。

そしてAcousticSounds。こちらには、以下のクレジットが記載されています。

Download created from the original analog master tapes by Seth Foster at Sterling Sound

恐らくHDtracksと同じものでしょうね。

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こうやって見ていくと、SHM-SACDのDSDマスターがどうやって作られたのか、なかなか興味深い真実も見えてきそうです。

ちなみに、『Wheels~』SHM-SACDのDSDマスターから製作されたPCMハイレゾ版は、e-onkyoで売られているようです。

次回のエントリーでは、間に合えばYesの3rd(Blu-Ray+5.1ch)について書く予定です。

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