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サラウンドで聴きたい音

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★『Relayer – in 5.1 & Hi-Res Stereo – Remixed & Expanded by Steven Wilson (2014)


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CD+Blu-Ray版をレビューします。今回もSteven Wilson氏のリミックスにより、新たな音世界を聴かせてくれる作品として登場しました。オリジナル・ミックスが持つ、混沌としていて尚且つ飽和寸前のエネルギー感満載のサウンドを、より緻密に表現しなおした感じの仕上がりになっているなと思いました。一旦綺麗にサウンド・ステージを整理しなおしてから、一音一音の響きの幅を広くして、その開いた空間に更に音を重ねた印象です。解像度は高くなり、音の芯が太くなって個人的には非常に聴き易くなったと思います。

5.1chサラウンド音源では、SPの数が増えたことでお約束になりつつあるリアからのコーラスは更にクリアになり、Pモラーツの超絶キーボード包囲網も、より完成度が上がったかのよう。「Soon」における硬質な美しさは、サウンド・ステージの拡がりを得て、崇高さが増した感じ。「To Be Over」も同じく、感動度はかなり高くなりましたね。前半2曲「The Gates Of Delirium」「Sound Chaser」では、フュージョンやクロスオーヴァーという形容詞を再び思い出しました。

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その他の収録内容について若干ですが感想などを。

リンク先のオフィシャル・サイトでは、「Original Stereo Mixes: Flat Transfer from original master LPCM Stereo 24/192」となっていますが、LPCMではなく、DTS-HD Master Audio Stereo 24/192が正しいフォーマットです。容量的な部分で、可逆圧縮フォーマットの選択になったんでしょうか。

今回は、Needle-Drop(アナログ盤起こし)が、UKOriginal盤に加えてUS Promo盤も一緒に収録されています。UK盤と比較して、さすがPromo盤と思わせるある意味大雑把な迫力が味わえたのは、なかなか興味深かったです。トラック割りも、オンエアーを意識した作りで新鮮でした。「To Be Over」の文字が見当たりませんが、「SOUND CHASER (PART II)」として、しっかり収録されています。

「2014 Stereo Instrumental Mixes」は、シリーズ3作中、個人的に最も楽しめました。Yesの作品中1,2を争う密度の濃い演奏が詰まったアルバムですから、それを解体するが如くじっくり味わえるなんて、ある意味最高なんじゃないかと。Pモラーツのサウンド・トーンは、ここでは鋭い質感が多いですが、Sハウのギターがギブソンからストラトに変わって、その硬質なトーンがキーボードと程よくマッチングしている様も良く分かりました。

次はどのアルバムがサラウンド化されるんでしょうね。個人的には、最も退屈と思われている「海洋地形学の物語」あたりに期待しています。きっとサラウンドで聴けば、もっと楽しめるはず。根拠は全くありませんが♪

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