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アナログ・ミステリー・ツアー下巻

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★『アナログ・ミステリー・ツアー -世界のビートルズ 1967-1970-
上巻は青林工藝舎からの出版でしたね。出版社変更の理由が少し気にはなりますが、内容は更にディープ&マニアックになっていてこちらもかなり楽しめそうです。
編集の基本路線は上巻同様ですが、今回はリスニング・セッションにLP編が追加されてさらに充実。盤を聴く毎に、使用カートリッジも画像付きで明記されていたりと、音の違いがよりクロスオーバー化されています。今回もほんとによくここまでやったなというのが正直な感想ですね。

好きなビートルズの様々なアナログ盤を、同一環境で聴き較べできるなんて全く羨ましい限りですが、実際やるとなるとかなり大変だということもこれを読み進めていくと想像出来ます。もちろんこんなことは一般人のワタシなんかは到底できないわけで、そういった意味では大変有り難く読ませていただきたい1冊ですね。

しかし、著者(編集者)である湯浅氏と兜田氏のコンビは良いですね。独特の物言い(文章)で定評のある湯浅氏の表現を、独自の分析力で纏めていく兜田氏。文中に向って、「なるほど~」「そうなんだ~」と何度も頷くこと数知れず。また、音楽好きが集まって好き放題丁々発止言い合う感じがすごく良く出てて、「そう、オレもそう思う」「そこはちょっと違うんじゃね?!」とか、軽くツッコミを入れる場面にも出くわしたり。まあお2人に較べれば、ワタシが聴いてきた音源の質・量なんてたかが知れてますが…。

あとがきでも語られていますが、これはやればやるほど絶対的評価は無理だし、出来ることがあるとすれば、ただただ彼らの音源を聴き続けるだけだと。まあこれを読むだけにして、彼らの音源を聴く(集める)のを止めてしまう選択肢もありでしょうが、マニアはなかなかその境地には到達できないのかも?!

彼方へのリスニング旅に、本書が欠かせないガイドブックになりそうなのは間違いないでしょうね。

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